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リコール対象車268万台にデンソー製ポンプ搭載 異例の長期化

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角詠之

 トヨタやホンダなど八つの自動車メーカーが2020年3月以降、燃料ポンプの不具合で国土交通省にリコール(無償修理・回収)を届け出た計約268万台には、いずれも自動車部品の国内最大手「デンソー」製の燃料ポンプが使われていたことがわかった。各自動車メーカーへの取材で、海外でも計1千万台超の同種のリコールを届け出たことも判明した。

 リコールは計17回繰り返されており、異例。同省は、各自動車メーカーとデンソーに調査の徹底と適切な対応を求めており、今後もリコールが続く可能性がある。

 リコールが公表される際、不具合のあった燃料ポンプがどこの社の製品かは明らかにされない。

 デンソーは取材に対し、リコール対象となった計約268万台の燃料ポンプがいずれも同社製と認めた。

情報提供は朝日新聞社会部へ

燃料ポンプの不具合やリコールなど情報提供は朝日新聞社会部(shakaibu@asahi.com)へお願いします。みなさんの貴重な情報をもとに取材を続けます。疑問に思っていることや感想もぜひお寄せください。

「自動車メーカーのリコール判…

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この記事を書いた人
角詠之
東京社会部|国土交通省担当

運輸行政、事件事故、高校野球