限定配布の牛乳石鹸ブックカバー、メルカリで出品相次ぎ「残念」
丹治翔
11月1日の「本の日」に合わせ、全国323書店で配布が始まった牛乳石鹼(せっけん)の「赤箱」「青箱」を模したブックカバー。文庫本の購入者に数量限定で配布されているが、フリマアプリ「メルカリ」で数百円~数千円での出品が始まっている。企画した書店員は「すでに配り終えた書店もある。出品目的によって、純粋に欲しいと足を運んでくれた人に届いていないとすれば残念」と話す。
ブックカバーは、地元が同じ大阪市の牛乳石鹼共進社と正和堂書店が協業して制作。書店を身近に感じてもらう「ブックカバープロジェクト」として配布が始まったが、メルカリでは2日午後2時時点で、売却済みを含め約90件の出品が確認された。赤箱、青箱各5枚のセットには6399円の値段が付いていた。
正和堂書店の小西康裕さんによると、配布店舗が近くにない人たちに向け後日、同店のオンラインショップでも配布する予定だという。