LRT利用者38万人 2カ月目「開業特需」落ち着く?

石原剛文
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 【栃木】次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは26日、開業から2カ月目(9月26日~10月25日)の利用者が約38万人となり、当初の需要予測の1・2倍だったと発表した。1カ月目(約42万人)に比べて約4万人減少し、開業から2カ月間の利用者は計約80万人だった。

 同社によると、2カ月目の1日あたりの平均利用者数は、平日が約1万2千~3千人で、1カ月目と同水準だった。土日祝日は約1万1千~2千人で、1カ月目(約1万5千~1万6千人)と比べて約4千人の減少となった。

 「開業特需」が落ち着きを見せ始め、土日祝日の利用者が減っているとはいえ、開業2カ月目の土日祝日の1日あたりの平均利用者数は、開業初年度の需要予測(1日あたり平均約4400人)を大きく上回っている。

 同社は11月3日から、特定の店で使えるギョーザ券付きの1日乗車券などを発売し、利用を呼びかける。

 宇都宮市は、「清原地区市民センター前」「平石」「飛山城跡」の各停留場付近で、駐車スペースを増やすと発表した。利用者が多いためという。(石原剛文)

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