「エスコン」新駅で北広島市とJR北海道が覚書 開業時期は明記せず

佐々木洋輔

 プロ野球日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅建設について北広島市は26日、JR北海道と新駅を整備することを正式に合意し覚書を結んだ。市によると、覚書には開業時期の明記はないが、打ち合わせ段階でJR側から「2028年夏ごろ」の方針を示されたという。市は27年度末の開業を目指している。

 新駅整備をめぐっては、JR北海道が9月、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表。新駅は北広島市が建設費を負担する請願駅のため、市側がJRから示された新計画を検討していた。

 その後、市議会は10月24日、臨時議会で新計画で進めるための新駅の調査設計費など1億5千万円を盛り込んだ補正予算案を可決。これにより市は事実上、JRが示した新計画で新駅整備を進める方針を固めた。

 市によると、新駅事業は駅前広場や自由通路など周辺整備も含め総事業費は約117億円と見込んでいる。(佐々木洋輔)…

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