部活じゃないから何時間でも…「指導者王国」が懸念される地域の実情

有料記事子どもとスポーツ

編集委員・中小路徹
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 ある都道府県のバスケットボール協会の理事から、子どもたちの活動状況の一例を聞いた。15歳以下(中学生世代)の地域クラブでの話だ。

 「毎日、異常なほど練習するチームがあります。夜の9時、10時まで練習し、そこから2、3時間、反省会が続く。迎えに来た保護者も、いつ終わるかわからずに待っている。子どもたちの睡眠が4、5時間という状態のようです」

 こういったチームが大会の上位に来る。「子どもたちがつぶれる」と懸念する保護者と、「それでも強いチームでやらせたい」という保護者に分かれる。

 そして“監督派”の発言力が…

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