茨城空港、民間機「1時間当たり1便」制限を緩和へ

張守男
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 茨城県は26日、茨城空港小美玉市)の民間機の着陸便数について、「1時間当たり1便」と制限されてきた運航ルールが緩和されると発表した。県が国に柔軟な運用を求めていた。ダイヤの増便や新規就航が可能になる。29日から適用される。

 茨城空港は、航空自衛隊百里基地と共用の国営空港として2010年3月に開港。県、国土交通省防衛省の3者は08年にまとめた合意事項で、「民航機の1時間当たりの着陸便数は、当面1便を基本とする」と定めていた。

 県空港対策課によると、新たに「民航機の1時間当たりの着陸便数は、空港の運用に支障がない範囲で弾力的に受け入れる」「国際線ビジネスジェットについては弾力的に受け入れる」と補足する形で合意が結ばれたという。

 大井川和彦知事は9月27日に上京し、斉藤鉄夫国交相に要望書を手交。「航空会社の希望に十分に応えることが難しくなっている」とし、民間機着陸ルールの柔軟な運用を検討することや、乗り入れ便数などに応じた空港施設の機能強化を求めていた。(張守男)

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