被爆電車に乗り、1945年を語ろう 29日に広島で乗車イベント

興野優平
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 78年前に広島で被爆した広島電鉄の「被爆電車」に乗り、1945年当時を語るイベントが29日に広島市で開かれる。

 被爆電車には広島駅から乗車し、原爆ドーム前を経由して、江波で降車。江波電停からは徒歩で旧陸軍射的場跡などを巡る予定だ。

 主催する市民グループ「2000+17・平和」のメンバーがガイドを務める。被爆者が描いた絵や当時の写真を見せながら、原爆投下前後の街並みを解説する。代表の西村宏子さん(66)は「被爆の記憶を持つ電車の窓から復興した広島の街を見て、当時に思いをはせて欲しい」と話す。

 先着順で、定員は30人。午前9時45分に広島駅電車乗り場集合。参加費は高校生以上1千円、小中学生は300円(小学3年生までは保護者の同伴が必要)。問い合わせは、佐川さん(090・4573・1034)か西村さん(nickey@nifty.comメールする)まで。(興野優平)

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