鉄道の主役だった機関車の歴史たどる 鉄道博物館で「大機関車展」

細沢礼輝
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 長く鉄道の主役として活躍してきた機関車をテーマにした企画展「大機関車展」が、さいたま市大宮区鉄道博物館で開かれている。全盛期の写真や国鉄時代の資料などを通して、その歴史をたどる内容となっている。

 機関車は動力のない客車や貨車を引っ張って走る。主に蒸気、電気、ディーゼルの3種類に分けられ、1872年の鉄道開業から約90年間にわたって主役を担ってきた。電車や気動車が主流となった現在も、ツアー用臨時列車の牽引(けんいん)やレール運搬などを担っている。

 企画展では、シミュレーターがなかった時代に電気機関車の操縦訓練に使われた運転台の実物大模型や、青い客車を引っ張ってブームとなった寝台特急ブルートレイン」のヘッドマークなどを展示。様々な機関車の模型やナンバープレートも見ることができる。

 2024年1月29日まで。企画展の入場は無料だが、博物館の入館料が必要。(細沢礼輝)

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