ガソリン173.4円、2週連続で目標より安く 補助金は高止まり

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伊沢健司
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 経済産業省は25日、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格(23日時点)が前週から1・3円下がり、173・4円になったと発表した。政府が9月に補助金を増やした際の目標である175円を2週連続で下回った。補助金の支給額は9月下旬から1カ月以上、1リットルあたり30円を超える水準が続いている。

 ガソリン本体の価格は、原油高と円安の影響で高いままだ。経産省が毎週公表している全国平均の予想価格は来週が210・5円。これを175円に抑えるため、26日~来月1日の補助金の支給額を35・7円にすると決めた。

 予想価格が200円台となるのは7週連続で、支給額も9月21日から1カ月以上30円を超えている。経産省の試算では、10円の支給を1カ月続けるのに1千億円が必要だ。単純計算で、この1カ月だけで3千億円規模になるとみられる。

 補助金制度は、政府が石油元…

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