源内の明かり、今年も ことでんが来月3・4日「ランタン電車」運行

福家司
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 香川県さぬき市出身の発明家、平賀源内江戸時代、熱気球の原理を応用して紙風船(ランタン)を作ったと伝えられることにちなみ、同市志度の平賀源内記念館周辺で11月3、4日、LEDで光るランタンを使ったイベント「さぬきバル 源内通り編」が開かれる。昨年に続き2度目で、高松琴平電気鉄道(ことでん)の志度線では「ランタン電車」も走る。

 ランタン電車は、同市の美術家千田豊実さんが266個のランタンを車内に飾り付けて幻想的な雰囲気を作り出す。運行区間は瓦町駅―琴電志度駅間で、両日とも下りは瓦町駅を午後7時42分発、上りは琴電志度駅を午後10時14分発。下り便が到着する午後8時23分から2時間ほど、琴電志度駅で車内を見学できる。乗車整理券の配布は志度行きが3日午後1時と4日午後5時から瓦町駅で、瓦町行きが両日午後5時から志度のイベント会場で。

 イベントは、源内通りの約950メートルに、子どもたちが地元の風景を思い思いに描くなどしたランタン約350個を並べる。通り沿いの記念館駐車場では、キッチンカーや地元食材の飲食店が並ぶマルシェも開かれる。市役所では縦横2・6メートル、高さ3・7メートルの「巨大クレーンランタン」もつり下げられる。

 ランタン電車の下り便の1両は、さぬきワインと創作料理を楽しむ「ほろ酔い電車」となる。定員30人、4千円。要予約、27日締め切り。イベント会場などでは桐(きり)げた鼻緒付け体験、ミニランタン作りのワークショップ(いずれも要予約)も実施する。

 両日午後3時~10時。問い合わせは主催の市観光協会(087・894・1601)。(福家司)

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