事務イスで2時間走れ 「いす1―GP」、大槌で参加者募集

東野真和

 キャスター付きの事務いすに座って、2時間走り続ける耐久レース「いす―1GP(ワングランプリ)」が28日、岩手県大槌町の大槌駅前で開かれる。

 いす―1GPは、日本事務いすレース協会(京都府京田辺市)が監修する耐久レース。同協会によると、2010年に京田辺市で始まり、これまで国内20カ所以上で開かれた。チームに分かれ、2時間でコースを何周できるかどうかを競う。これまで開かれた大会結果を踏まえると、入賞チームは20キロ以上走ることになる過酷な戦いだ。

 三陸沿岸では初開催。東日本大震災後に過疎化が一層進む町に活気を取り戻そうと、大槌商工会青年部が企画した。当日は、同駅前が歩行者天国になり、屋台も出店される。

 3人1組で1周170メートルのコースを周回する一般の部は、高校生以上で、参加費は1チーム5千円。いすやヘルメット、防具などは各チームで用意が必要。優勝賞品は岩手県産米90キロ。他にも多数商品を用意している。小学5年~中学3年が2人1組で、30メートル走る学生レース(参加無料で、ヘルメットなどの準備は不要)もある。

 問い合わせは同商工会(0193・42・2536)。特設サイト(https://isu1gp.com/event108.html別ウインドウで開きます)から申し込める。(東野真和)…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません