高専、年々増える女子学生 「男女差は意識せず」 女性教員も増加
伊藤恵里奈
いま子どもたちは 高専生の力@岩手(3)
22・5%。今年度、高等専門学校で学ぶ女性比率だ。1973年度はわずか約1・4%に過ぎなかったが、93年度に14・8%、2013年度には16・6%と年々増えている。
国立一関工業高等専門学校(一関高専、岩手県一関市)でも13年度に約16%だった女子学生の割合が、今年度は約22%に増えた。同校では理系の学びに関心のある小中学生の女子児童生徒を主な対象に実際に実験やコンピューターにふれてもらうイベント「サイエンスカフェ」を定期的に開くなどして、入学を呼びかけてきた。
遠方から通う学生のための寮が学内にあり、約800人の全校生徒の約4割が寮で暮らす。女子学生は約50人が寝食を共にする。
学生発の取り組みに力を入れる一関高専。その姿に密着しました。4回シリーズです。
「ドラえもんのひみつ道具の…