互いに高め合う「ライバル」 姉妹で切磋琢磨、最初で最後の全国共演

有料記事

井上昇
[PR]

 名古屋国際会議場で22日に開かれた第71回全日本吹奏楽コンクール全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校の部で銀賞を獲得した光ケ丘女子(愛知)には、「同時出演」した姉妹がいる。互いを「良きライバル」と認める2人は、最初で最後の全国大会での「共演」を果たした。

 「楽しんで演奏することができました」

 姉の山本愛結(みゆ)さん(3年)と妹の結月(ゆづ)さん(1年)は、演奏後、同じ言葉を口にした。

 ともに小学校で楽器を始めた。中学校で同じ吹奏楽部に所属したが、全国大会には届かなかった。

 愛結さんは昨年メンバー入りし、全国大会で出演した。姉の晴れ舞台を客席から見た結月さんは「私も全国大会で演奏したい」と、愛結さんの背中を追った。

 それぞれの存在について2人は「ライバル」と声をそろえる。同時に「高みをめざす良き仲間」という認識も共通だ。

 愛結さんはオーボエ、結月さ…

この記事は有料記事です。残り437文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
井上昇
名古屋報道センター|教育、文化など担当
専門・関心分野
教育、文化、スポーツ、政治