三菱商事系2社が風力発電の業界団体を脱退 汚職事件の対応に不満

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福山亜希 青田秀樹
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 風力発電を担う三菱商事のグループ会社2社が業界団体「日本風力発電協会」を脱退していたことが20日、わかった。協会トップは、政府の洋上風力事業をめぐる汚職事件で前社長が起訴された「日本風力開発」の幹部が務めていた。三菱商事は「日本風力発電協会の活動方針について、当社と見解の相違があったため」としている。

 脱退したのは「三菱商事洋上風力」と「三菱商事クリーンエナジー」。10日に退会届が受理された。

 同協会は2001年に設立され、会員企業は今年9月時点で546社。代表理事には日本風力開発で副会長を務めてきた加藤仁氏が就いていた。

 三菱商事は21年12月に秋…

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