バイデン氏「民主主義の武器庫築く」 イスラエルとウクライナ支援で

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ワシントン=下司佳代子
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 バイデン米大統領が19日、ホワイトハウスで米国民向けに演説した。イスラエルが報復攻撃を続けるイスラム組織ハマスと、ウクライナを侵略するロシアとを同種の脅威と位置づけ、それを阻むための軍事支援が、米国の安全保障に資する「賢明な投資」だとして理解を求めた。ただ、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区で民間人の人道危機も引き起こしており、米国の矛盾も浮かび上がらせている。

 バイデン氏は20日、イスラエルとウクライナに追加の支援予算を充てるよう、米議会に促した。支援予算はイスラエルへの143億ドル(約2・1兆円)、ウクライナへの614億ドル(約9・2兆円)を含む計約1160億ドルの計上を目指す。

 バイデン氏は、ハマスとロシ…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年10月20日13時9分 投稿
    【視点】

    この演説で、バイデン大統領はこうも語っています。  「昨日イスラエルにいた時、私はこう言った。米国が9/11の地獄を経験した時、同様に怒りを感じた。正義を追い求め成し遂げる一方で、過ちも犯した。だから私はイスラエル政府に、怒りに我を忘れぬ

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