台湾と四国の「松山駅」が友好協定10年 「交流続けたい」
福家司
「同名の駅」としてJR松山駅(松山市南江戸1丁目)と台湾・台北市にある松山駅が友好駅協定を締結して10周年を祝う記念式典が6日、JR松山駅であった。13日には台湾の松山駅でも記念式典が予定されている。
式典では、JR四国の西牧世博社長が、観光列車の台湾からの利用客が順調であることなどに触れ、「今後とも、この交流を通じた友好関係を強化し、誘客プロモーションなどの共同実施、イベントへの相互参加、交流人口の増加に努めたい」とあいさつ。台湾鉄路管理局の朱来順副局長も、台北の松山駅に松山市の子どもみこしなどが展示され、2016年にJR四国交流館が開館したことを紹介し、「10年の歴史、私たちは深い信頼関係と友情ができた。今後とも、鉄道や観光など様々な分野で交流を続けたい」と話した。
続いて、関係者6人がくす玉を割って10周年を祝い、JR四国、台鉄の職員らが思いを記した絵馬が交換された。会場には、交流を続けている松山市立湯築小学校と台湾・台北市立松山国民小学の子どもたちがそれぞれの地元の松山駅を描いた絵20点が展示。優秀賞に選ばれ、絵が会場に展示された湯築小の児童10人が表彰された。
この後、関係者は観光列車「伊予灘ものがたり」に乗り込み、ホームで地元の「伊予之國松山水軍太鼓」の演奏や、湯築小児童らの見送りを受けて出発。車内では交流会が開かれた…
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