宇都宮LRT「ライトライン」がグッドデザイン賞特別賞
石原剛文
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ芳賀・宇都宮LRT事業(ライトライン)が、今年度のグッドデザイン賞の特別賞「グッドフォーカス賞(地域社会デザイン)」を受賞した。
公益財団法人・日本デザイン振興会が選んだ。特別賞は、地域社会の持続的発展や経済活性化に特に寄与するデザインと認められたものが対象となる。
審査委員からは、雷が多く「雷都」と呼ばれる宇都宮の地域性を生かした色やネーミングを、車両やインフラだけでなく、市民向けのプロモーションにも活用した点が評価された。モビリティー(移動手段)がまちづくりの手段のひとつという位置づけになっていることも共感を呼んだという。
宇都宮市の佐藤栄一市長は「車両デザインをはじめとする様々なトータルデザインの取り組みに加え、持続可能なまちづくりに寄与するモビリティーとして評価され、大変うれしく思っている」とコメントしている。(石原剛文)