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　全国11の金融機関で他行宛ての送金が10日からできなくなっている問題で、全国銀行資金決済ネットワーク（全銀ネット）は11日、2日間で計255万件の送金が滞ったと発表した。「全国銀行データ通信システム」（全銀システム）の不具合によるもので、復旧の見通しは立っていない。給与や学費、公的な手当などの振り込みに広く影響が生じているとみられる。

　全銀ネットによると、11日夜時点で、255万件のうち87万件の送金が処理しきれていない。一方、他行から送金を受ける着金は計251万件が滞り、送金と合わせて計506万件に影響が出た。着金は11日中に処理できる見通しという。

　また、10日夜時点で送金できていなかった件数は、約40万件ではなく49万1千件だったと修正した。

　全銀ネットはプログラムの修…