名古屋鉄道グループの旅行会社が不正受給 雇用調整助成金247万円

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 名古屋鉄道グループの旅行会社「名鉄観光サービス」(名古屋市)は11日、国の新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を247万円不正受給していたと発表した。従業員が休業したり教育訓練を受けたりした際に受け取れる助成金だが、実際には社員らが出勤していたという。

 同社によると、厚生労働省愛知労働局から今年5月、不正の疑いがあると指摘を受け、社内を調査。その結果、雇調金などを受けた2020年4月~22年4月、中部地方の1支店で働く社員6人分の計144件が不正と判断し、愛知労働局に申告した。休業予定日に実際には出勤したのに、勤務表では出勤扱いにしていなかったという。

 同社はこれまでに雇調金と緊急雇用安定助成金をあわせて22億9361万円受け取っており、これらに不正がなかったか調べる。

 名鉄観光サービスは名鉄の子会社で、全国の42都道府県に76の拠点がある。

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