【そもそも解説】史実に忠実って何?名古屋城の「史上最大」復元計画
寺沢知海
城ファンのすそのが広がり、全国各地で築城ブームが起きています。天守の木造復元では、その規模の大きさから「江戸城や大坂城の天守を木造復元するようなもの」と、現在最も注目されているのが名古屋城です。名古屋市の計画をまとめました。
Q 名古屋市の名古屋城天守の木造復元って?
A 名古屋城は徳川幕府が威信をかけて築いた国内最大級の城だ。
1945年の空襲で焼失するまで約300年間、江戸期の天守が現存し、名古屋のシンボルだった。
戦後再建された現在の天守は鉄筋コンクリート(RC)造りだが、城跡は国の特別史跡となっている。
市の計画は江戸時代当時の天守を「史実に忠実」によみがえらせようというもの。
文化庁によると、歴史的建造物の再現としては史上最大の復元プロジェクトになるという。「江戸城や大坂城の天守を木造復元するようなもの」と歴史ファンの注目は高い。
Q 「史実に忠実」って?
A 名古屋城では焼失前の図…
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