謎だったブラックホールの自転の存在、23年分の観測でつかんだ証拠

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玉木祥子
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 地球から約5500万光年離れた銀河「M87」のブラックホールから噴き出すガス「ジェット」の周期的な動きを見つけたと、国立天文台などの国際研究チームが発表した。ブラックホールが地球のように自転している証拠という。

 アインシュタインの一般相対性理論によると、自転と質量はブラックホールの基本的性質や周囲の時空構造を決める重要な要素とされ、理論的には自転していると考えられてきた。

 ただ、ブラックホールが自転しているのかどうかを見極めることはとても難しく、研究者の間で議論が続いていた。

 M87のブラックホールは…

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