PFASめぐって市民団体が東京都に要請、「血液検査、実施して」

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本多由佳
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 健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物(総称PFAS〈ピーファス〉)をめぐり、多摩地域の市民らでつくる「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会」が10月31日、浄水所への浄化装置の設置や、住民の血液検査の実施などを求める要請書を東京都に提出した。

 同会は、京都大大学院の原田浩二准教授の協力で、多摩地域の住民の血中濃度を調査し、791人分の結果を公表。PFASの代表的な物質である「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」を合わせた平均値が、国分寺市立川市の住民は血液1ミリリットル中20ナノグラム前後で、多摩の南・西部など他の地域より高いという結果が出たという。

 同会は都に、浄化装置設置や血液検査のほかに、都内全域で継続的な地下水調査▽汚染源特定のための土壌・ボーリング調査▽自治体独自の調査や対策への財政支援――などを求めた。

 また、都から国に対し、土壌…

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