W7系が初来敦&新幹線全6駅が完成

佐藤常敬
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 来年3月16日に開業する北陸新幹線の金沢―敦賀間で、JR西日本の新幹線車両「W7系」の試験走行が26日始まった。終着駅の敦賀駅近くの立体駐車場には早朝から鉄道ファンや家族連れが集まり、新幹線の「来敦賀」を歓迎した。

 建設主体の鉄道・運輸機構は25日、同駅舎を含む延伸区間全6駅の駅舎建築工事をすべて終えたと発表した。敦賀駅は、市の鳥「ユリカモメ」が羽を広げ、空に浮かんだような外観デザインが特徴だ。3階が新幹線ホーム、1階が在来線特急のホーム、2階が乗り換えコンコースで、地上から高さ約21メートルの新幹線ホームは機構がこれまで作ってきた新幹線駅で一番高い。

 乗り換えのためのエスカレーター26基、エレベーター6基や改札機19通路を備え、整備新幹線で最大規模の駅になるという。今後、券売機の設置などの工事を経て、開業を迎える予定だ。(佐藤常敬)

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