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　来年3月の北陸新幹線金沢―敦賀間開業を盛り上げようと、JR西日本、東日本、東海の3社は秋冬の北陸の魅力を提案する「Japanese　Beauty　Hokuriku　キャンペーン」を10月1日から3月末まで展開する。

　「観・食・技・湯・心」の五つの美がテーマ。富山、石川、福井の3県と各観光連盟などでつくる「北陸三県誘客促進連携協議会」と連携する。

　「美観」には、富山の黒部峡谷のトロッコ電車と関西電力の竪坑（たてこう）エレベーターで行く黒部峡谷パノラマ展望ツアーなど「雄大な自然と人々の営みが織りなす、非日常の多彩な光景」に触れるツアーを企画。

　「美食」には、富山湾鮨（すし）セットクーポンや石川の能登ふぐと能登香箱ガニの紅白寿司（すし）合戦、福井の魚と旅するマーケットUMIKARAのセリ見学を用意する。

　「美湯（びとう）」では、富山の宇奈月温泉の「宇奈月・くろべ食べ歩きクーポン」や、石川の加賀温泉「加賀の旬の地酒3種呑（の）み比べ」、福井の「あわら温泉ランチ・スイーツめぐりクーポン」を企画。「美技（びわざ）」「美心（びごころ）」も含め、北陸3県の古き良き魅力と、新たな楽しみ方を提案している。

　また、展望室の車両付きで人気の「サロンカーなにわ」が団体臨時列車として新大阪―金沢間を走る。

　JR西の広報担当者は「秋から冬の食の魅力、絶景や文化・歴史を楽しめるプランを用意した。来春の新幹線敦賀までの開業、来秋の北陸デスティネーションキャンペーン本番と切れ目なく魅力を発信していきたい」と話す。

　詳細はJRおでかけネット（https://www.jr-odekake.net/navi/hokuriku-w7/jbh2023-2024）で検索する。（朝倉義統）