「特定技能」に外国人運転手の追加検討 タクシー・バス・トラック

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 国土交通省は、タクシーやバス、トラックの運転手が不足していることから、外国人労働者の受け入れを認める在留資格「特定技能」の対象に「自動車運送業」を今年度内に追加する方向で検討に入った。外国人労働者を活用することで、人手不足の改善をめざす。

 タクシー運転手はコロナ禍で高齢ドライバーを中心に退職する人が相次ぎ、観光地や地方ではタクシーがつかまらないなど不足が目立っている。トラック運転手も、インターネット通販の増加で慢性的に足りない状況だ。2024年4月には残業時間の上限が年間960時間に規制され、人手不足で物流が滞る恐れのある「2024年問題」も抱えている。

 そのため業界団体からは、建設や造船など12分野に認められている特定技能の対象に、運転手を加えるよう求める声が出ていた。国交省は、制度を所管する出入国在留管理庁と協議を進めている。

 ただ、運転手になるには日本…

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    浅倉拓也
    (朝日新聞記者=移民問題)
    2023年9月13日10時30分 投稿
    【視点】

    記事にある通り、ただ門戸を開けるだけでは効果はないでしょう。二種免許を外国語で受けられるようにするのかなども検討することになると思います。宅配便のドライバーさんを見ていても、電話も受けながら本当にたいへんだと思います(にもかかわらずわが家に

    …続きを読む