首相、人事直前に党幹部8人と異例の会談 政権基盤強化はかる狙いか

有料記事岸田政権

千葉卓朗

 アジア外遊から帰国した岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、内閣改造と党役員人事が実施される13日に向け本格的な調整に入った。茂木敏充幹事長ら党幹部8人と異例の連続会談を実施。要職への起用を検討している萩生田光一政調会長とは2度にわたって会談した。新体制での政権基盤の強化につなげる思惑がありそうだ。

 11日夕、東京・永田町の自民党本部エントランス。記者団から「幹事長や官房長官など骨格の人事は固まったのか」と問われた首相は、口元に笑みを浮かべて無言でその場を後にした。

 首相はこの日午前から会談を…

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