「駒テラス」、観る将棋ファンで盛況 明治神宮そばにオープン3カ月

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村瀬信也
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 将棋普及の新しい拠点として日本将棋連盟が運営する「駒テラス西参道」(東京都渋谷区)が、オープンから3カ月を迎えた。大盤解説会などのイベントはファンでにぎわい、カフェでは将棋にちなんだスイーツが人気を呼んでいる。主なターゲットは、「観(み)る将棋ファン(観る将)」だ。

 小田急線参宮橋駅から徒歩3分。駒テラスのホールでは4日、初心者向けの将棋教室が開かれていた。

 「将棋は『足し算』です。どういうことか、ご説明します」

 この日、将棋指導員の角田裕作さん(43)の話に聴き入っていた受講者は4人。講義の後は指導対局が行われ、将棋を指す上で指針となる考え方を実戦形式で学んだ。

 東京都品川区の安部玲子さん(67)は6月から教室に通っている。「観ているだけでも楽しかったが、孫と指したいと思って通い始めた。アドバイスをもらわなくても一局指せるようになりたい」

 通常、将棋教室は「強くなりたい」という人を対象としていることが多いが、この教室が想定している受講者は観る将だ。角田さんは「将棋の戦い方を知れば、解説会の内容がわかりやすくなると思う」と話す。

イベントスペースやカフェなど、様々な機能を備えた「駒テラス西参道」。「観る将」の人たちが楽しめるよう、展示やイベントに工夫が凝らされています。

 駒テラスは、明治神宮の西参…

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