国とのパイプ強調が裏目 自民批判高まり受け 岩手知事選回顧

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小泉浩樹 東野真和
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 「岩手のみなさんが選んだ参院の女性議員。フレンチのフルコース。1皿ずつ丁寧に写真撮って、SNSにあげていました。自腹だったらいいですよ。政党交付金(は)、みなさんの税金じゃないですか」

 岩手県知事選の終盤の今月1日、釜石市。同市議選に無所属で立候補した村田信之氏の応援に立った立憲民主党蓮舫参院議員が、自民党の広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)に痛烈な批判を浴びせた。

 7月下旬、自民党女性局のフランス研修で松川るい参院議員らがエッフェル塔前で撮ったポーズ写真が、SNSで「世間の感覚とズレすぎ」などと炎上した。

 この研修に参加した広瀬氏もSNSにフランス料理の写真を含んだ投稿をして、批判の対象となった。

 広瀬氏は知事選の告示日、自民党県連の支援で選挙を戦った千葉絢子氏(45)の応援弁士としてマイクを握る予定だった。

 だが……。第一声の場に姿を…

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この記事を書いた人
小泉浩樹
盛岡総局|県庁担当
専門・関心分野
社会保障、消費者問題、地方自治