公明党・山口那津男代表の訪中が中国側の意向で延期となり、公明は強みの対中外交で存在感を示すことはできなかった。公明は伝統的に中国と深い関係を維持しているが、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出に中国が強く反発していることが影響した。
山口氏の訪中延期が決まると、公明関係者は嘆いた。
「うちだからこそ、この時期の訪中日程がはまったと思っていたのに……。池田大作名誉会長が培ってきた歴史を踏まえ、自民党では出来ないことをやるという意味で、党としての存在感を出せると思っていただけに残念だ」
山口氏は28~30日の日程…