『幻の海底遺産を探せ!』埋もれた歴史、解き明かす鍵は海の底に

テレビ番組評「試写室」

照井琢見
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テレビ番組評「試写室」

 『幻の海底遺産を探せ!』

★13日 BSTBS 夜7・00

 海や湖に眠る遺跡や文化財を調べる「水中考古学」という学問がある。水底の沈没船も、酸化による腐食が陸上に比べて進みにくい。水中には、陸では見えなかった歴史を解き明かす鍵が、まだまだ残されている。

 番組は、世界遺産沖ノ島を望む福岡・宗像の海へ。古代の木造船の発見をめざし、水中考古学者の佐々木ランディ氏=写真右=らがカメラをつけた水中ドローンを海底に投じる。俳優の濱田岳=同左=が同行する。

 砂で様子が分からなかったり、ドローンが潮に流されたり。調査の難しさを追体験していると突然、魚の群れ。船の影。その正体は。「鳥肌を立てさせられる」と語る濱田にうなずいた。埋もれた歴史を探るロマンを味わえる。(照井琢見)

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