維新・馬場代表、自公と連立「考える余地」 衆院選で過半数割れなら

維新自民公明

山崎毅朗

 日本維新の会の馬場伸幸代表は6日、与党の自民、公明両党と連立政権を組む可能性について問われ、「選挙を経て、二つの政党で政権を維持できない状況になった場合、交渉のやり方とか色々と考える余地が出てくる」と述べ、状況に応じて連立入りも排除しない考えを示した。

 6日放送のラジオ番組「PEOPLE ザ・ニュースペーパー 日曜日の朝刊・世界を笑え」で語った。馬場氏は「我々はまだ小さい組織。過去の色々な政党を見てきたら、連立組んだ瞬間にのみ込まれて、『はい終わり』みたいな」「いまは自公で圧倒的多数を持っている。ここですり寄っても邪魔なやつとなる」とも述べ、衆院選での与党や維新の消長次第との見方も示した。

 馬場氏は7月23日に出演したネット番組で、自民と維新の関係について「第1自民党と第2自民党でいい」と発言していた。この発言については6日の番組で、「いまの自民党は現状維持をしていく保守政党。我々は改革をやっていく保守政党。そういう意味で第1自民、第2自民という言い方にした」と説明した。(山崎毅朗)…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2023年8月7日6時38分 投稿
    【提案】

    維新の動向にとどまらず、大切なポイントです。さらに自公もばらして、次の衆院選に向けて「自民党が過半数を割ったら連立による政権維持に協力するかどうか」で各党の姿勢を見極めてはどうでしょう。10年を超える自民党「1強」政権がもたらした政治の強引

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2023年8月7日8時57分 投稿
    【視点】

    昨年の参院選では「自民党をピリッとさせる野党」が維新の旗印でしたが、今は「第2自民党」なんですね。今の自公連立の前に、自由党→保守党→保守新党という第3の連立与党が存在した時期があったことを思い出します。 維新の場合は大阪に強固な基盤

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