来春延伸の北陸新幹線金沢―敦賀間、9月から走行試験

佐藤常敬
[PR]

 鉄道・運輸機構は7月21日、来春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、9月23日から金沢―敦賀間で、初めての走行試験を実施すると発表した。JR東日本の新幹線電気・軌道総合検測車「East―i」(イーストアイ)などで、12月9日までの40日程度、走行する予定だという。

 試験は、同機構と新幹線を運行するJR西日本が共同で取り組む。走行車両は、イーストアイとJR西の新幹線(W7系)を使用。JR東によると、イーストアイは線路や架線を点検しながら走る1編成の専用車両。鉄道愛好家の間では「幻の新幹線」などと呼ばれている。

 同区間を1日おおむね1往復する。速度を30キロから260キロまで段階的に上げ、線路や架線、線路を流れる信号電流などの状態を走行しながら確認する。機構によると、走行は主に夜間だが、昼間も走る予定はあるという。(佐藤常敬)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【本日23:59まで!】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら