韓国アイドルも性被害 「太もも触られた」男性が涙、法整備されたが

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ソウル=太田成美 河野光汰

 国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが4日、ジャニーズ事務所の創設者である故ジャニー喜多川氏の性加害問題について調査したことを明らかにした。歌手や俳優など芸能人が所属事務所の関係者から性被害を受けたと訴える事例は韓国の芸能界でも相次いでいる。取引先に対する性行為の強要などを禁止する法律によって、芸能人の人権を守る対策が進められているが、道半ばだ。

 「元代表は常習的に飲み会で(メンバーの)太ももを触り、手を握ってきた」

 昨年11月、男性アイドルグループ「OMEGA X」が記者会見を開き、所属事務所の代表だった女性から性被害を受けたと訴えた。

「商品ではなく人として尊重されたかった」

 メンバーはそれぞれ別の無名…

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この記事を書いた人
太田成美
ソウル支局
専門・関心分野
朝鮮半島情勢、日韓関係、ジェンダー
河野光汰
国際報道部
専門・関心分野
事件、国際情勢、スポーツ
ジャニー喜多川氏の性加害問題

ジャニー喜多川氏の性加害問題

「ジャニーズ帝国」とも言われた芸能事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害が事実と認定されました。これほど長期間、多数の少年への加害はなぜ放置されたのか。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]