米兵2人、中国に国防機密を提供か 沖縄配備のレーダーシステム図も

有料記事

ワシントン=下司佳代子
[PR]

 米司法省は3日、金銭と引き換えに中国に国防情報を提供したとして、米海軍の兵士2人をスパイ法違反などの罪で起訴したと発表した。海軍の艦艇の写真や動画のほか、沖縄に配備されたレーダーシステムの設計図なども提供していたという。

 同省によると、強襲揚陸艦「エセックス」の乗員だったジンチャオ(別名パトリック)・ウェイ被告(22)は2022年2月以降、賄賂と引き換えに、エセックスや他の海軍艦船に関する機密情報を中国の情報将校に提供したとされる。

 ウェイ被告は機械修理などに携わる下士官で、艦船の武器や推進力、海水淡水化システムなど国防上の機密情報へのアクセスが認められていた。情報将校の要請に応じ、エセックスの写真や動画のほか、他の艦船の位置情報も送信し、引き換えに数千ドル(数十万円)を受け取ったとされる。

 また、輸出規制がかけられた…

この記事は有料記事です。残り427文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません