「君たちはどう生きるか」は偉大なる失敗作?新境地? 評・想田和弘

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構成・小原篤
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 宮崎駿監督(82)の10年ぶりの長編「君たちはどう生きるか」が先月公開され、宮崎作品最大のヒット作「千と千尋の神隠し」の初動の興行収入を超えるスタートを見せた。戦争末期の日本、亡き母と行方不明の義母を捜して主人公眞人(まひと)が謎の塔の迷宮世界に入る物語を、映画監督の想田和弘さんが評する。(物語の展開に触れる部分があります。ご注意下さい)

 好きか嫌いかといえば、好き…

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