梅毒患者、最多の前年上回るペース 都が日曜検査や女性専用日設置へ

本多由佳
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 梅毒患者の増加を受け、東京都は検査態勢を拡充させる。新たに女性対象の検査日を新宿区内で設けるほか、立川市内で日曜日の検査を始める。都内の梅毒患者の報告数は2年連続で過去最多を更新しており、早期発見で感染拡大を食い止めたい考えだ。

 都保健医療局によると、2021、22年の梅毒患者の報告数は1999年の調査開始以降、2年連続で過去最多だった。今年も7月23日時点で2087件の患者報告があり、昨年同時期の約1・1倍。男性は20~50代、女性は20代が多い。

 8月13日以降、土曜日のみ検査を受け付けている多摩地域検査・相談室(立川市)で日曜日の検査を開始。新宿東口検査・相談室(新宿区)は祝日以外は毎日検査を受け付けているが、9月以降は月1回祝日に、女性向けの検査日を設ける。

 いずれも匿名・無料での受検ができ、HIV検査とセットで受けてもらう。事前予約が必要で、7日に検査予約センター(050・3801・5309)を開設する。年末年始を除き、土日祝日も含めて午前10時~午後8時。(本多由佳)…

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