日本遺産「桃太郎伝説」PR ラッピング列車

小沢邦男
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 日本遺産「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま」にちなんだラッピング列車の運行が、11日からJR桃太郎線(吉備線)で始まる。吉備路エリアの魅力を発信しようと、古墳や寺社など豊富な文化財をあしらった。来年2月まで岡山―総社間を走る。

 沿線には吉備津彦命が温羅(うら)と呼ばれた鬼を退治した伝説が語り継がれ、伝説は、「桃太郎」の原型になったとされる。日本遺産に認定された桃太郎伝説は岡山、倉敷、総社、赤磐の4市の文化財28点で構成。沿線にも関連逸話が残る。

 ラッピング列車は桃太郎線を走るキハ40系を1両使用。朱色の車体の両側面に、国宝の本殿・拝殿を有する吉備津神社や造山古墳(国史跡)、楯築(たてつき)遺跡(同)、鬼ノ城(同)といった日本遺産に名を連ねる名所旧跡をあしらった。先頭を飾るヘッドマークには一般公募の最優秀作品を装着する。

 4市やJR西日本岡山支社などでつくる推進協議会が企画した。運行初日の11日午後0時55分から岡山駅10番乗り場で出発式がある。(小沢邦男)

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