キャベツ、品種まで表示 最大40種、食べ比べも 日本一の産地嬬恋

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前田基行
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 ひとくくりに「キャベツ」といっても、いろんな品種があるのを知っていますか――。全国的なキャベツの産地として知られる群馬県嬬恋村では、主なもので10種類、収穫量が少ないものも含めると約40種類ものキャベツが育てられているという。村内には品種が分かるように並べている直売所もあり、日本一の産地ならではの食べ比べも楽しめる。

 7月上旬、嬬恋村鎌原の農産物直売所「あさまのいぶき」を訪れた。キャベツ一つ一つのラベルに、「初恋」「青春」「春空」といった品種名が書かれていた。

 一般のスーパーでは、キャベツは「キャベツ」とだけ表示され、産地名はあっても、品種まで書いているところはほぼ見かけない。「あさまのいぶき」では、「品種ごとの違いを楽しんでほしい」と、3年前のオープン当初から品種を表示して販売している。

初恋は「甘み」、光彩は「シャキシャキ感」

 売り場には、品種ごとの特徴…

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    小松理虔
    (地域活動家)
    2023年7月31日11時9分 投稿
    【視点】

    キャベツはキャベツだと思っていましたが、地元福島のモモにもコメにも複数の品種があるのと同じように、野菜にもそれぞれ品種があるの、考えてもみれば当たり前ですよね。それなのに「キャベツ」と一括りにしていて嬬恋の農家の皆さん、キャベツの皆さん申し

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    大村美香
    (朝日新聞記者=食と農)
    2023年7月31日11時28分 投稿
    【視点】

    秋田総局に勤務していた時、直売所で枝豆が品種ごとに分けられて販売されている光景を見て、驚いたことを思い出しました。お客さんはそれぞれ、好みの品種を目当てに買っていかれるそうです。その後、山形県鶴岡市でも枝豆の品種ごとの味わいについてお話をう

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