街路樹など枯らすカミキリムシ2種 特定外来生物指定へ 環境省

市野塊

 環境省は28日、カミキリムシ2種を新たに特定外来生物に指定すると発表した。街路樹の幹に穴を開けるため、倒木の原因になるなど、国内各地で問題になっていた。9月1日から、輸入や飼育、放出が原則禁止される。

 対象となるのは黒色の体に白色の斑点があるツヤハダゴマダラカミキリと、茶色の体に白色の斑点があるサビイロクワカミキリ。中国や朝鮮半島などが原産地。

 環境省によると、ツヤハダゴマダラカミキリは現在は宮城県や福島県、埼玉県、兵庫県、山口県など10県で見つかったとの報告がある。各地で街路樹の被害が報告されているほか、リンゴやナシの木への被害も懸念されている。サビイロクワカミキリは21年に福島県で見つかっている。(市野塊)…

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