志賀と中能登、初の中学合同チーム 「上位大会進めなくても仲間と」
波絵理子
第71回石川県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)が22日から開かれる。23日に津幡町文化会館シグナスである中学校B部門(30人以内)には、初めて合同チームが出場する。生徒たちは「仲間と記憶に残る演奏を」と一度きりの本番へ向け練習を重ねている。
今月上旬、大会会場のシグナスでは、合同チームの志賀中と中能登中の2、3年生計27人が、統一された青いシャツと黒いパンツのユニホーム姿で合奏練習に励んでいた。
指揮の中能登中顧問、酒道なつみ教諭(32)から「もっとビートを感じて」と指示が飛ぶ。自由曲の歌劇「ラ・ボエーム」は、この人数だからこそ演奏できる曲なのだという。
両校が合同練習を始めたのは…