立憲・泉代表、安倍氏一周忌で焼香 「戦ったが、大政治家だった」
里見稔
立憲民主党の泉健太代表は8日、銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の一周忌法要が営まれた東京都港区の増上寺を訪れ、一般献花の時間帯に焼香した。その後、記者団に心境を問われ「戦う相手だったが大政治家だった。大きな足跡を残した」と語った。
焼香後、都内で取材に応じた泉氏は、安倍氏の功罪について「アベノミクス、対ロシア外交、拉致問題はまさに積み残し。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題も傷痕、爪痕と言っていい」と指摘。「今を生きる政治家がどう教訓に変えてこの国の発展につなげていくのかが問われている」と述べた。
また、泉氏は「事件以降、かなり警備も厳しくなった。政治活動に制約がかかった1年だったと実感している」と振り返り、「有権者との触れ合いこそ民主主義の基盤。これからも恐れずに街に立ち、マイクを持ち続ける」と語った。(里見稔)