【そもそも解説】マイナンバーカードとは 返納でトラブルは防げる?
マイナンバーをめぐるトラブルが相次いでいますが、そもそも国民全員に割り当てられるこの12桁の番号は、どんな役割を果たしているのでしょうか。また、似た名称のマイナンバーカードとはどんな関係にあるのでしょう。そもそもの疑問に迫ります。
Q トラブルが相次ぐマイナンバーってそもそも何?
A 日本に住む一人ひとりに割り当てられる12桁(けた)の数字のことだ。2016年から始まった制度で、生まれると自動的にこの数字が付与(ふよ)される。国や自治体などが別々に管理する社会保障、税、災害対策の3分野の個人情報は、この番号にひもづけられている。それによって政府や自治体間の情報のやりとりがスムーズになり、行政事務の効率化につながっている。
Q マイナンバーカードもよく聞くけど、どう違(ちが)う?
A カードの交付も16年から始まった。ナンバーと違い、カードの申請(しんせい)や取得は任意だ。マイナンバーが、その人の情報がひもづいた「学生番号」や「社員番号」だとすれば、カードは「学生証」や「社員証」に例えられる。カードはあくまでナンバーが本人のものであることを証明する確認証だ。政府は、ここに健康保険証の機能を加え、将来は運転免許証としても使えるようにしようとしている。
Q マイナカードで何ができる?
A カードを使って、オンラ…
マイナンバー・マイナ保険証問題
マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」への移行が本格化し、従来の健康保険証の新規発行が停止されましたが、マイナ保険証の利用は低調なままです。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]