業界衝撃、イオンのネットスーパー始動 心臓部の中は無数のロボット

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末崎毅

 小売業界でネットスーパーの競争が激化している。流通大手イオンは10日から、AI(人工知能)を活用して宅配まで自社で手がけるネットスーパー「Green Beans」(グリーンビーンズ)を本格スタート。英国で急成長するネットスーパー運営「オカドグループ」の子会社と業務提携して実現した。本格稼働を前に、心臓部である物流拠点を訪ねた。

 千葉市内にある「顧客フルフィルメントセンター(CFC)」。東京ドーム約1・5個分の広さ(約7万3千平方メートル)の敷地に立つ建物の3階に入ると、AIで制御された無数の車輪つきロボットが格子状のレールの上を秒速4メートルで縦横に動いていた。

 「ぶつかる」。そう思った瞬間、1台がスッと止まり、もう1台がその前を通り過ぎていった。

 レールの下には商品が入った…

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