生成AIのルール作り、開発力の強化に意欲 岸田首相が東大シンボで
岸田文雄首相は4日、東京大学が東京都内で開催した生成AI(人工知能)に関するシンポジウムであいさつし、生成AIの開発や活用のルール作りについて、「日本が国際的なルール作りを主導し、民主的価値を共有するG7(主要7カ国)で原則を確立する」と語った。
岸田首相は生成AIのリスクについて、偽情報による混乱や著作権の侵害などを列挙。「リスク対応を具体化し、AIの信頼性、透明性を高めていくことが重要だ」と語った。
一方、生成AIは「インターネットに匹敵する技術革新」と指摘。「日本のAI開発力は決して高くはない」と述べ、底上げに向けて「政府が生成AIの鍵を握る計算資源・データを提供する場を作り、技術力の向上、産業創出につなげていきたい」とした…