豊島将之九段、藤井聡太名人との王座戦挑戦者決定戦へ「全力尽くす」

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北野新太

 将棋の豊島将之九段(33)が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第71期王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定トーナメント準決勝で渡辺明九段(39)に109手で勝ち、藤井聡太名人・竜王(20)=王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=との挑戦者決定戦(対局日未定)に進出した。

 両者は39局目(渡辺22勝、豊島16勝)の対戦で、初めて「相横歩取り」の一局に。定跡が整備されておらず、飛車が盤上を駆け巡る激しい戦いを制したのは豊島九段だった。

 一昨年に叡王と竜王を奪われた相手である藤井名人との再戦に向け「次も精いっぱい頑張りたい。(藤井名人は)非常に精度の高い将棋をずっと指されている方。自分なりに全力を尽くしたいです」と抱負を述べた。2期連続での挑戦を懸けた戦いになる。

 6月に名人を奪われた渡辺九…

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