新型通勤車両「9300系」をお披露目 泉北高速鉄道

瀬戸口和秀
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 泉北高速鉄道が6月30日、大阪府和泉市にある光明池車庫で、新型通勤車両「9300系」を報道陣に公開した。8月上旬から和泉中央―難波間で運行を始める。同社によると、新型通勤車両の導入は15年ぶりという。

 9300系は、南海電鉄の8300系をベースにした車両。先頭部を従来の通勤車両と同じアイボリーで塗り、泉北高速鉄道のラインカラーとして定着しているブルーの帯を車体側面にあしらった。内装には濃い色調の木目柄を多用し、落ち着きと安らぎの空間を演出したという。

 機能面では、エネルギー効率の高い機器やLEDライトの採用で、消費電力を従来の車両(3000系)より約50%低減。日本語、英語、中国語、韓国語に対応した車内案内表示器も設けた。

 同社は運行開始前の8月5日に、9300系の試乗会を開く。和泉中央―中百舌鳥間のほかに、両駅の引き上げ線にも乗車できる。募集人数は200人で、参加費無料。

 申込期間は7月12日までで、申し込み多数の場合は抽選。申し込み方法など詳細は同社のホームページ(https://www.semboku.jp/別ウインドウで開きます)で。

 問い合わせは同社運輸業務課(0725・57・3000)へ。(瀬戸口和秀)

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