まさに築城3年?コツコツと2125ピース 姫路城が「大人レゴ」に

雨宮徹

 世界文化遺産・姫路城(兵庫県姫路市)を再現した「大人向けレゴ」が発売されることになった。レゴグループが26日、モデルとなった姫路城で発表した。世界遺産登録30周年に合わせ、8月1日に世界で発売する。日本の世界遺産や城郭をモチーフにしたレゴ製品は初という。

 レゴ版の姫路城は、高さ19センチ、幅32センチ、奥行き27センチ、2125個のピースで構成されている。5層の大天守や三つの小天守を精巧に再現した。大天守の上部を外すと木造の床や柱の雰囲気を感じることができ、大天守前の緑地には満開か新緑のサクラを置くことができる粋な作りだ。

 対象年齢が18歳以上になる「大人レゴ」は、2020年ごろからアート作品や車などをテーマに、購買力の高い大人のファン層を開拓するために新製品が続々と販売されてきた。これまで日本文化をテーマにした大人レゴは「盆栽」(21年1月)や「葛飾北斎〈富嶽三十六景 神奈川沖浪裏〉」(23年2月)の2点があった。姫路城は3点目。8月1日から全国の取扱店などで販売される。オープン価格だが、公式オンラインストアでは2万980円になっている。

 26日午後には姫路城迎賓館であった記者会見にレゴグループの幹部や斎藤元彦知事が参加した。会見後、知事らが兜(かぶと)をかぶるなどして姫路城や大人レゴをアピールした。(雨宮徹)…

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