セクハラ疑惑の岐阜・岐南町長 辞職勧告にも「第三者委の認定待つ」
「町を混乱させ、信用を失墜させた。町長にふさわしくない」。岐阜県岐南町の小島英雄町長(73)を巡るセクハラ報道から約1カ月、事態は町長に対する辞職勧告に発展した。町議会は22日、辞職勧告決議案を賛成7、反対2で可決した。
決議案の可決後、取材に応じた小島氏は、「第三者委員会の事実認定を待って(進退を)判断する」と述べ、結果が出るまで辞職しない考えを強調した。
この日は6月議会の最終日。予定されていた議事日程が終了した直後、渡辺憲司町議が挙手し、辞職勧告決議案を提出した。
決議案は、セクハラは受け手が不快に感じるか否かで判断するという人事院の見解を踏まえた上で、「町長の一連の行為はセクハラ行為であることは明らかだ。今後もこのままの状態が続けば、町職員の労働環境が悪化する恐れがある」と指摘。小島氏に対して速やかな辞職を求めた。
不信任案の提出も検討
続く討論では町議らが次々と演壇に立ち、賛否を巡って意見を交わした。
反対する町議らは「事実関係…
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- 【視点】
地方自治法によると、不信任の議決は3分の2以上の議員が出席し、4分の3以上が不信任に賛成すれば、10日以内に議会を解散しない限り首長は失職となります。記事によると、町長は不信任案が可決されれば、町議会を解散する考えを明らかにしているとのこと
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