委任状争奪戦のフジテック株主総会、元会長側の株主提案をすべて否決

中村建太 渡辺七海

 エレベーター大手フジテック(滋賀県彦根市)が21日に開いた株主総会で、創業家出身で元会長の内山高一氏側が株主提案していた新たな社外取締役8人の選任議案は、いずれも否決された。

 同社では、大株主である香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が送り込んだ社外取締役が取締役会の半数を占め、内山氏を会長から解任した経緯がある。

 総会では一方、会社側が提案した9人の取締役選任議案(新任4人、再任5人)が全て可決された。過去にオアシスが出した人事案に反対するなど、対立関係にあった岡田隆夫社長ら生え抜きの3人は退任する…

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この記事を書いた人
中村建太
経済部|国土交通省担当
専門・関心分野
運輸政策・産業、ものづくり、地方格差