50%を切ると政権が… 「参院のドン」の法則、歴代内閣で見ると

有料記事世論調査 タテ軸 ヨコ軸

磯田和昭
[PR]

 「参院のドン」と呼ばれ、権勢を誇った青木幹雄・元自民党参院議員会長が亡くなりました。その名にたがわず、政局を切り回す辣腕(らつわん)ぶりで鳴らしましたが、世論調査を担当する私にとっては、うつろう民意に目をこらそうとする姿勢を感じさせる政治家でした。

 というのも、「内閣支持率政党支持率の合計が50を切ると、政権運営が厳しくなる」と唱え、「青木の法則」として政界関係者に広く参照されてきたからです。

 最近の政権の退陣間際の数字…

この記事は有料記事です。残り865文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【本日23:59まで!】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    大川千寿
    (神奈川大学法学部教授)
    2023年6月13日22時52分 投稿
    【解説】

    「青木の法則」。このグラフを見ると、改めてなるほど、と思わされます。 小泉政権より後、第1次安倍政権から野田政権までは、退陣間際の内閣支持率の低さも目立ちますが、自民党も民主党も、首相が代わるたびに与党の支持率が縮減し、有権者からの党

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2023年6月14日9時0分 投稿
    【視点】

    「青木の法則」を考えるのに気をつけないといけないのは、調査機関によっては内閣支持率や政党支持率の数字の高低に違いがある点です。調査方法や質問の仕方によって出る数字の相場が違うためで、そういう意味でこの法則の指標になりうるのは、手前みそですが

    …続きを読む
朝日世論調査

朝日世論調査

世論調査のデータや過去の記事などはこちら[もっと見る]